SHUN SUDO個展「2020」
ANB Tokyoでは、12月10日よりSHUN SUDOの個展「2020」を開催します。
東京とニューヨークを行き来しながら活動し、壁画制作や、NIKEやAppleといった企業コラボレーションなど既に多方面から注目を集めているSHUN SUDOにとって今回が国内で三度目の個展となります。本展ではSHUN SUDOの代名詞ともいえるボタン・フラワーのモチーフを含む新作作品群をANB Tokyo 6FのANB Studioで制作、スタジオの様子や過去の壁画制作の様子を記録した映像も公開予定です。
さらに、展示期間中、SHUN SUDO作品集『INSPIRATION』を200冊限定で発売します。エディションナンバー1〜50は個展開催を記念し、スペシャルカバー&直筆サイン入りです。
2020年
アクリル、木製パネル | 80 × 75.2 × 5 cm
2020年
アクリル、キャンバス | 80.3 × 80.3 × 3cm(各)
2020年
アクリル、木製パネル | 47 × 80 × 5 cm
アクリル、キャンバス | 130.3 x 162 cm
マイアミ・デザイン・ディストリクト2018(フロリダ、米国)| 壁画
PROFILE
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- SHUN SUDO
- 1977年東京生まれ。世界を放浪しながら、独学でアートを学ぶ。映画、音楽、アニメ、スポーツなど、様々なジャンルからインスピレーションを受け、独自の作風を確立。
水墨画を想起させる繊細な筆致、ストリートカルチャーに由来するポップな表現を組み合わせ生み出される多彩な“生き物”たち――ひとつのジャンルに収まらない世界観を創りだす。2015年、初の個展「PAINT OVER」をニューヨークで開催すると、翌年、ギャラリーガイド「BLOUIN GALLERY GUIDE」6・7・8月号の表紙に採用される。以来、国内外で個展を開催しながら、ニューヨークやマイアミ、銀座で描いた壁画も大きな話題に。NIKEやApple、SONYなど、企業とのコラボレーションも多数手掛け、その創作活動は日本のみならず世界のアートシーンでも注目を集めている。
2020
壁画「Ginza Sony Park Project(銀座ソニーパークプロジェクト)」(東京、日本)
グループ展「SUMMER GATHERING」GR Gallery(ニューヨーク、米国)
2019
「MUSIC×ART×COFFEE」スターバックスリザーブ®ロースタリー東京(東京、日本)
― 谷中敦氏(東京スカパラダイスオーケストラ)、TAIHEI氏(Suchmos)と即興ライブセッションを実施。
「TOKYO CREATIVE GUILD」アップル丸の内(東京、日本)
― キービジュアルを担当。また、オープン初日のワークショップに講師として参加。
個展「Solitude」西武渋谷店(東京、日本)
2018
壁画「Innocent Forest」マイアミ・デザイン・ディストリクト2018(フロリダ、米国)
Art Miami 2018(フロリダ、米国)
個展「INNOCENT FOREST」Onishi Gallery(ニューヨーク、米国)
2017
「Jump Around!」ナイキキックスラウンジ表参道(東京、日本)
― バスケットシューズ「Air Force 1」35周年を記念し、アートピースを制作。
個展「PAINT OVER」NAKAME GALLERY STREET(東京、日本)
TICKET INFORMATION
会期:2020年12月10日(木)~27日(日)
会場:ANB Tokyo 3F & 6F
住所:港区六本木5-2-4(六本木駅から徒歩3分)
開催時間:12:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
休館日:月曜日
入場無料
入場規制:10名/毎30分程度
入場方法:事前予約制
チケットURL近日公開予定。
MESSAGE
NYで生活するつもりだった。いつもどおり友人たちとハグしてハイタッチして、笑いながら過ごすつもりだった。いつもどおりハッピーな気分で絵を描き続けるつもりだった。でも突然国境は閉ざされ、だれかと過ごすこともできなくなった。憧れの人は国境のない場所へと旅立った。だれもが怒り、悲しみ、そのやり場のない感情をだれかにぶつけようとした。希望を失いそうになった。それでも希望にすがらずにはいられなかった。
2020年は特別な1年だと、だれもがいう。たしかにそのとおりだと思う。感情が揺すぶられ、思考がとりみだれ、ときにはその両方がシャットダウンしそうにもなった。こんな経験はしたことがないし、もう二度としたくない。
でもひとつだけわかっていたことがある。アートは決して死なないということ。アートは決してロックダウンしないということ。だから僕は、僕が見た2020年の“景色”を描いてみようと思った。この時代を生きるひとりのアーティストとして、自分なりに特別な1年に向き合う。そうすることで僕は、この2020年を記憶に残そうと思う。
SHUN SUDO