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『Encounters in Parallel』オンラインライブパフォーマンス

2021.12.21. 19:30-
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ONLINE
EVENTS EXHIBITIONS

『Encounters in Parallel』
オンラインライブパフォーマンス

2020年10月、六本木にオープンしたANB Tokyoは、オープニング企画展『ENCOUNTERS』に併せてオンラインライブパフォーマンス『ENCOUNTERS×ENCOUNTERS』を開催し、ミュージシャンやダンサーが渾然一体となってANB Tokyoのビル全体を共振させる一夜となりました。

今年は、音楽、美術、舞台芸術など境界を超えて活躍する山川冬樹をディレクションの軸に、昨年から参加しているアーティストの小金沢健人、音楽プロデューサーのKenji “Noiz” Nakamura、キュレーターの山峰潤也が意見を交えながら骨格を構築してきました。ビル一棟を丸ごとつかったANB Tokyoの特徴を生かし、各フロアで行われている展覧会と融合しながら繰り広げられるこのイベントでは、伝説的なジャズ奏者マイルス・デイヴィスが即興的に映像に音楽を重ねた1957年の映画『死刑台のエレベーター』にインスピレーションを受けた構成を元に、山川冬樹、大谷能生、千葉広樹、ハラサオリ、三野新や声のみで参加する飴屋法水といった豪華出演者と、映像や音響といったテクニカルチームが呼応したリアルタイムのパフォーマンスを届けます。

 コロナ禍によって急速に普及したライブ配信イベントですが、まだまだ多くの実験の余地が残されています。配信固有の可能性を模索し、コロナ以降にも残る映像と音楽による新たな表現を提案します。

日  時 |2021年12月21日(火)19:30〜21:00
配信URL |https://youtu.be/T20vBeXT5Rg
※時間になりましたらこちらのyoutubeチャンネルからご覧ください

出  演 |山川冬樹、大谷能生、千葉広樹、ハラサオリ、三野新
声の出演 |飴屋法水
企  画 |小金沢健人、Kenji “Noiz” Nakamura、山川冬樹、山峰潤也
舞台監督 |河内崇
音  響 |中原楽(LUFTZUG)
配  信 |神颯斗(AMP LLC)、小林省太、橋本直明
撮  影 |高梨喜芳、梅田航、築山礁太
制  作 |井尻有美、石黒愛

 

Encounters in Parallel

2021年10月ANB Tokyoのオープンに合わせ『ENCOUNTERS』を開催しました。予期せぬ「遭遇」から生まれる新しい創造をテーマに、それぞれの表現が重層的に絡み合い生まれるカオスとエネルギーが訪れた人々を触発する機会となりました。こうした実験的なANB Tokyoの活動に賛同する企業や起業家からの支援を受け、新しい創作活動に挑戦するアーティストたちと共に、昨年からアップデートした企画展『Encounters in Parallel』を開催しています。

本展は、アーティスト同士が同じ空間を共有しながら互いの作品が共鳴する形を模索しながら実現した展覧会です。この企画を通して遭遇した他者との対話を通じ、発見した共通点や相違点を、時に各々の表現や展示の手法に踏み込みながらも相互に高め合う関係を構築していった表現で、観客を刺激しながら、それぞれのアーティストのこれからに新たな閃きを与えることを意図しています。

会  期 |2021年11月27日(土)〜12月26日(日)
開場時間 |12:00〜18:00
休  館 日 |月・火曜日
会  場 |ANB Tokyo (港区六本木5丁目2-4)
入  場 料 |一般 1,000円、大学生 500円、高校生以下 無料
・WEB事前決済価格|一般 800円 大学生 400円(当日購入可能)
・価格はすべて税込
・学生は学生証要提示

参加作家 |大岩雄典、長田奈緒、小金沢健人、小山泰介、砂山太一、冨安由真、西村有未、藤倉麻子、山本華、横手太紀、吉野もも(11名、五十音順)
主  催 |一般財団法人東京アートアクセラレーション{TAA}
協  賛 |TAAサポートプログラム

*「TAAサポートプログラム」は、新しい創作活動に挑戦するアーティストたちと共に活動するANB Tokyoを支援する個人や企業によって構成されています。

⽂化庁「ARTS for the future!」補助対象事業

PROFILE

  • 山川冬樹 Fuyuki Yamakawa
    1973年ロンドン生まれ。自らの声と身体を媒体に、音楽/現代美術/舞台芸術の境界を超えて活動。己の身体をテクノロジーによって音や光に拡張するパフォーマンスや、トゥバ共和国の伝統歌唱「ホーメイ」を得意とし、国内外のアート・フェスティバルやノイズ/即興音楽シーンなど、ジャンルを横断しながらこれまでに16カ国で公演を行う。現代美術の分野では、声をめぐる記憶を扱ったインスタレーション『The Voice-over』(1997-2008)や、ハンセン病療養所でのアート・プロジェクトなどがある。
  • 大谷能生 Yosio Ootani
    Sax/トラック・メイキング、音楽と批評。ミュージシャンとしてジャズを中心に、sim、呑むズ(T.美川、HIKOとのトリオ)、蓮沼執太フィルなどで活動。N/K aka 菊地成孔とのJAZZDOMMUNISTERSでは「谷王」名義でラップとトラックメイキングを担当する。K-BOMBと組んでのブレイクビーツ・ライブ・シリーズも定期開催中。舞台芸術の音楽も多数手がけ、チェルフィッチュ、東京デスロック、オフィス・マウンテン、室伏鴻他多くのカンパニーと作品を制作。最新作は『Jazz Modernism』(Blacksmoker)、『ニッポンの音楽批評150年100冊』(栗原裕一郎との共著・立東舎)など。
  • 千葉広樹 Hiroki Chiba
    ベーシスト/作曲家。コントラバスによるクラシカルなサウンドとアトモスフェリックなエレクトロニクスを奏でる音楽家。これまでに4枚のソロアルバムをリリース。サンガツ、蓮沼執太フィル、スガダイロートリオなどのメンバーである他、arauchi yu(cero)、優河、湯川潮音などのプロデュースも手がける。Julia Shortreed、Beatniks(鈴木慶一、高橋幸宏)、YUKI、吉澤嘉代子、王舟、前野健太、吉田省念、VIDEOTAPE MUSIC、Kie Katagi(Jizue)、などのレコーディングに参加。
  • ハラサオリ SAORI HALA
    振付家、ダンサー、パフォーマンスアーティスト。
    ベルリン、東京、横浜など複数の都市を拠点に、身体を用いたパフォーマンスや映像の制作を行なっている。自らの身体性と緻密な演出・構成を共存させる創作スタイルが評価され、第9回エルスール財団新人賞コンテンポラリーダンス部門を受賞。2021年には国内最大の国際舞踊祭Dance New Airにて演出作品『Da Dad Dada』を上演。ほかMV、広告、テレビ番組などの振付出演多数。
    Photo by Kana Tarumi
  • 三野新 Arata Mino
    1987年福岡県生まれ。写真家・舞台作家。ニカサン主宰。
    舞台芸術作品を制作する「写真家」として、「現代の恐怖の予感を視覚化する」ことをテーマに活動。写真展示・パフォーマンス作品の発表や、他アーティスト・雑誌・ファッションブランドとのコラボレーション多数。
    受賞歴にフェスティバル/トーキョー12′公募プログラム選出、第2回&第4回写真「1WALL」展入賞、TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD ♯04 準グランプリ&審査員賞受賞、第19回AAF戯曲賞特別賞受賞など。2021年5月にANB Tokyo 6Fにて『クバへ/クバから』展開催。同年6月写真集『クバへ/クバから』(いぬのせなか座叢書4)出版。
    photo by Mayumi Hosokura
  • 飴屋法水 Norimizu Ameya(声の出演)
    1978年より状況劇場にて音響を担当。1984年に東京グランギニョルを結成、演出家として独立。1990年代以降は現代美術に活動の軸を移し、1995年『パブリックザーメン/公衆精子』でヴェネチア・ビエンナーレに参加するも、同年、珍獣専門のペットショップ「動物堂」を開店、動物の飼育・繁殖・販売に移行。2005年、最低限の食物摂取のみで24日間箱に籠った『バ  ング  ント』展で活動再開。以降は演劇や美術、執筆などジャンルを定めずに活動。近作に2021年BUoYでの『キス』、小説『たんぱく質』などがある。

EXHIBITION

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