Metaverse Boundary /メタバースの境界線
メタバースとリアル空間で同時開催。人とアバター(=自己)が双方の空間から対面する体験や行動自体を作品と捉える実験的アートワーク
昨今ではデジタルツインの文脈で話題になることも多いメタバースですが、無意識のうちにSNS やゲームなどの中に 現実の自分とは違う “もう一人の自分の存在” をふと感じることがあるかもしれません。
その自分とは、どんな “あなた(自分)” でしょうか?
別の仮想現実にいる“もう一人の “あなた” に意識をあてたことはあるでしょうか?
今回、環境光が無いメタバースの街「ブラックメタバース六本木」を期間限定でオンライン上に開発公開し、参加者は黒いアバターで散策します。その空間では自己と他者の境界は曖昧な世界となります。
同時に、実際に六本木にあるANB Tokyoの展示空間では、メタバースとつながっている “鏡” を通して自分(=アバター)と対面します。さらにメタバース空間にも “ミラースクリーン” が存在しており相互に現実の自分が映し出されています。
その時に、あなたの感じる境界はどのようなものでしょう?
リアルな “あなた” とメタバースの “あなた” が出会う
2011年より「光と星のメタバース六本木」では毎週末にメタバース空間をオープンしており、文字通り光に満ちたバーチャル空間にて多数のVRイベントを開催してきました。メタバースは仮想空間としてワールドの仕掛けや装飾について語られる事も多いですが、本展では敢えて光やアバターの拡張性を無くして、自己の境界に焦点をあてました。
今回誕生した「ブラックメタバース六本木」は10月28日(金)〜30日(日)の限定開催の空間になります。
※ANB Tokyoの会場ではスタッフが操作方法など説明します。
光と星のメタバース六本木
テレビ朝日を中心に六本木ヒルズを一周できる広大なメタバース都市で現在も拡張中です。
10月29日(土)30日(日)は通常通り午前10時~午後10時までオープンしており、こちらの空間も是非体験してみてください。※30日(日)は午前10時よりVRイベントが開催されます。
INFORMATION
タイトル|Metaverse Boundary / メタバースの境界線
会 場|ANB Tokyo ※リアルとメタバースで同時開催
住 所|港区六本木5-2-4(六本木駅から徒歩3分)
会 期|2022年10月28日(金)〜10月30日(日)
開催時間|※都合により変更の可能性有
10月28日(金)18:00〜21:00
10月29日(土)13:00〜21:00
10月30日(日)13:00〜19:00
入場料|無料 ※予約不要 / 直接会場にお越しください
主催・企画|ExMetaClub × tv asahi
DESIGNART TOKYOは、「INTO THE EMOTIONS ~感動の入口~」をコンセプトに、2017年にスタートしたデザイン&アートフェスティバルです。本展示は同アートフェスの参加作品として制作されました。
EXHIBITORS
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- 横井 勝|Masaru Yokoi
- 「MUSIC STATION」では多数のXR演出映像を展開し、「TV Asahi Reactive Identity(外界に反応するロゴ)」をクリエイティブ集団tomatoと開発して以来TV Asahi VIを統括。2020年から「バーチャル六本木」の企画開発やアートディレクションを担い特にXRやメタバース空間でのクリエイションを多数手がける。その他『世界体操・世界新体操』での国際大会演出や「ABEMA NEWS」デザイン統括など。NY ADC賞、YOUNG GUNS賞、グッドデザイン賞など受賞。
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- メタバース開発|中村均/香川凌也/大山由里子/村野彰彦/眞田晴夫
メタバース制作|茨真徳/柴田駿佑/横山颯人/出川央尚/中前真由美
会場制作|出口智浩/佐々木善英/萩原大祐/西山邦章