ANBライブ:コンテンポラリー・アート・ヒストリー #3 「コレクションの成り立ち」
2019年に発行された『現代美術史』の著者・山本浩貴と、ファッションショーの演出、ギャラリー運営、ラジオパーソナリティ、農業に教育など、幅広い活動を行うクリエイティブプロデューサー小松隆宏が出演するトークシリーズ。
20世紀から21世紀にかけ、さまざまな地域でその社会状況に呼応しながらさまざまな人々の主義主張が交差しながら、多様なムーブメントが生まれていった現代アート。世界中のアートファンを魅了してやまない一方で、専門家であっても簡単に説明することは難しい複雑な系譜をもっています。
本トークシリーズでは、現代アートの「わけのわからなさ」を毎回少しずつクリアにしながら、現代アートの楽しみ方や注目すべきムーブメントに焦点をあて、さまざまな社会的動向にも踏み込みます。
第3回目のテーマは「コレクションの成り立ち」。
アートと社会の関わり方を振り返った時、コレクションは欠かせないキーワードです。
欧米の美術館の歴史を見てみると、個人コレクターによるコレクションの寄贈がその地域や国のアートシーンにおいても重要な役割を果たしてきました。
収集と寄贈の長い歴史を持つ欧米。そこにはどのような社会的背景があったのでしょうか?
また欧米と日本ではコレクションとの関わり方にどのような違いがあるのでしょうか?
帝国主義、公共性、プライベートコレクターが手掛けた美術館など、いくつかのキーワードと具体例を混ぜながら、コレクションの成り立ち、そして現在までどのような変化を遂げてきたのかを紐解いていきます。
配信中、チャット機能で質問なども受け付けておりますので、どうぞお気軽にご参加ください。
TICKET INFORMATION
日時:2020年8月25日(火)19:00〜20:00
出演:山本浩貴、小松隆宏
モデレーター:山峰潤也(ANB Tokyo ディレクター)
参加方法:Peatix 申込み制 [オンライン配信のみ]
参加費:無料
PROFILE
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- 山本浩貴(やまもと・ひろき)
- 文化研究者、アーティスト。1986年千葉県生まれ。一橋大学社会学部卒。ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツにて修士号と博士号を取得。2013~18年、ロンドン芸術大学トランスナショナル・アート研究センター博士研究員。韓国のアジア・カルチャーセンター研究員、香港理工大学ポストドクトラル・フェローを経て2020年1月より東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科助教。京都芸術大学美術工芸学科非常勤講師。著書に『現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル』(中央公論新社 、2019年)。
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- 小松隆宏(こまつ・たかひろ)
- SHOW director。1981年生まれ。"見せる"、"伝える"のプロフェッショナル。"ファッション"、"アート"、"デジタル"、"今"の感性をミックスして新しいプロモーションを企画・演出をするクリエイティブプロダクション「WATOWA INC.」代表。六本木にあるアートコンプレックスビルANB Tokyoにエキシビジョンプロデューサーとして参画。アートエキシビジョン・プロデュース&演出チーム「WATOWA gallery 」や、オルタナティブスペース「 elephant STUDIO」の創設者/プロデューサーでもある。 東京のランドマークプロジェクト「KISS TOKYO」企画メンバー。 インターネットの農学校「The CAMPus inc.」社外取締役、ムービー&シネマクリエイティブカンパニー「eightpictures inc.」取締役。